2018年08月30日

足がつることは、首を吊るよりも痛い

8月26日、父の25回忌、母の17回忌、叔母の17回忌を従兄と合同で行うことになった。

本当は昨年だったが、私がうっかりしていて、12月末の祥月命日にお参りに来られた時、ご住職から教えてもらった。「あー、やんぬるかな」

今年に入って、法事のタイミングを考えていたが、母の妹のおばさんも1年違いで亡くなったのを思い出した。

長島町にいる従兄に連絡したら、それはいい、一緒にやろうということになった。










法事と言ったら、昔から親戚中が集まり、精進料理を手分けして作ったり、配ったり、近所の人も接待したりして、亡くなった人を供養するとともに、親戚の横のつながりを、確認するのが法事だった。

今は親戚も少なくなり、近所の人もいなくなった。若い世代の人たちは、法事すらしなところも増えてきている。

次回33回忌まで、7年、このメンバーが1人も欠けることなく、お参りに来て下さることを願おう。少し肩の荷が下りた

この頃夜中に足がつる時がある。熟睡中でもその痛さですぐ目が覚める。

今年亡くなった歌丸さんが、高座の枕に、「私はよく夜中に足がつります。足がつることは、首を吊ることよりも痛いですなぁー」

さらに、「このことは世間の人には絶対言わないでください」と。

亡くなってすぐ特番で、全国放送された。さすが噺家、亡くなってからも笑わせてくれる。
  


Posted by 貝川蒲鉾店  at 22:48Comments(1)

2018年08月22日

台風一過とやぶ医者

この近年天変地異が続いている。

雨にも負けず、風にも負けず、そして夏の暑さにも負けずと、宮沢賢治は言っているが、私はそれほど強くない人間だと自分でも十分わかっている。

日陰育ちの身には、自分の身を守ることで精一杯だ。

台風前夜の光景を見ていただこう。空が独特な茜色に染まっている。




ムンクの「叫び」のような空色だ。

そこになんと、偶然にも虹がかかった。




「きれいだ」台風が「ちょっくら通らせてもらうよ」とあいさつ代わりのプレゼントかもしれない。プレゼントはいらない、来ないでほしい。

そして今日牛深港は船がいっぱい係留されていた。



中国の古いことわざにあるね「備われば憂いなし」と、昼ごろから風も出てきて海も白波立ってきたが、幸いにもそよ風程度で済んだようだ。





ブログを休んでいる間、世の中はいろいろな不祥事が起きている。アメフトの監督、ボクシングの会長、アジア大会のバスケット選手の不祥事など。中でも東京医科大の入試の合否問題は日頃温厚な私でも腹が立つ。合格しているのに、女子だから不合格にする。この男子は不合格だが、裏金をもらているから合格させる。あってはならないことだ。

不合格にさせられ人の人生を弄んではいけない。大学側は早く救済措置を取るべきだと思う。


江戸の小噺をひとつ。ヤブで有名な医者のところで働いている下男が粗相をしでかした。

怒った医者は、こぶしで殴ろうとす。すると下男が、「どうか足で蹴ってくだせえ」と哀願する。「なぜだ!」

「お前さまの手にかかって助かった者はいねぇー」  


Posted by 貝川蒲鉾店  at 21:46Comments(1)

2018年08月10日

決戦グランメッセ商談会

一昨日、東京商工会議所と熊本商工会議所の共同企画で、グランメッセ商談会に参加した。

6月8日に参加業者の説明会が熊本商工会議所で行われ、冊子も出来上がった。









牛深からは、当店を含め、4業者が商談会に臨んだ。東京から48社が来て下さった。

12時40分~1時40分まで展示試食会が開かれ、




その後商談会が始まった。当店も6社との商談に臨んだ。

会場は冷房は効いていたが、熱気でムンムンしていた。そこに小欄でおなじみの中島夫妻が来られた。「アーッ、ようこの会場へ入られたですね。」と言ったら、「貝川さんの名前を言って、入場者証をもらって来たと」見てみるとちゃっかり首にかけているではないか。やるなこのおばさん!

実はこの人、一級建築技士の免許を持ち、建設会社に勤め、県庁などの建設にも携わり、間組、大林組などにも人脈があったという益荒女だ。

少し小話をしたが、その間、バイヤーが来られるんじゃないかとひやひやして話を聞いていた。「ちょっと他を見てくるね」と言ってご主人を置いて、会場を一回りに行かれた。




首にタオルを巻き、モンペみたいなズボンをはいているので、みんなこの人はどこのバイヤーだろうかと思いながらも対応していたみたいだった。

見識は高く、弁説が立つので試食を勧めたり、商品を持たせるところもあったようだ。ご主人曰く「あいつ、またやってる。」

それはさておき、本題に戻ろう。

4社とは少し手応えを感じたが、2社は微妙だった。




ただ、皆さん、くんせい蒲鉾を誰も知っておられず、初めて食べたというバイヤーが多かった。好評だった。いろいろとアドバイスもあり、私も息子もいい勉強になった。

暑気払いのいい風よ、吹け!  


Posted by 貝川蒲鉾店  at 22:36Comments(4)

2018年08月02日

私の健康法

うだるような日々が続いている。日影育ちの身には堪える。

毎年の事だから対策は自分なりに考えている。まず仕事が終わると、長靴と靴下を脱ぎ、雪駄に履き替える。



足先が暑さから開放され、スーッとする。

この雪駄は、自分で買ったものではなく、30年前三地区大会(牛深、長島、阿久根)の囲碁の部でBクラス優勝の景品にもらったものであった。ハナ尾がハブの皮で出来ていて、いかにもその筋の人の履物のようであったので、しばらく履かなかった。

50歳過ぎてから、工場内だけならいいだろうと思って履きだした。すると、雪駄に「西郷どん」と書いてある。



当時はどんくさいと思っていたが、NHKの大河ドラマ「西郷どん」にハマり、毎週見ている。今になってみると、希少価値がありそうな代物である。

もう一つの対策は「ゴーヤ」を食べることだ。我が家は、夏場には「ラッキョ」を買ったり、漬けたりして食べるのを常としている。それを食べきってしまうと、今度はゴーヤを塩もみして残ったラッキョ酢に漬け込んで毎日食べている。






苦みもなくうまい。食欲増進剤である。しかも2kgも痩せたから、嬉しいじゃないか。夏バテ防止にはこれが一番と思っている。





「健康だったら命もいらない」

今年はトウモロコシとゴーヤを堪能しているが、ゴーヤばかり食べていると、ドラゴンボールのピッコロみたいに顔が緑になるんじゃないかと不安にもなる。その後、トウモロコシを食べると黄緑になるかも。

アニメの話で思い出したが、「日本昔話」でおなじみの、俳優、常田富士男さんの訃報を聞く。
長野県生まれで、小学3年の時、熊本県に移住。済々黌高の定時制を経て、上京。俳優になった人である。彼を有名にしたのは、アニメ「日本昔話」で声優として、市原悦子さんと共に「独特な喋り方」でお茶の間を盛り上げていた。

彼を偲んで「日本昔話」のテーマソングを口ずさんでみるか。「ゴーヤよい子だねん寝しなー」
  


Posted by 貝川蒲鉾店  at 21:53Comments(1)