2023年12月11日

年末ジャンボ宝くじ

♪もういーくつ寝るとーお正ー月ー、お正月には酒飲んでー、スロット回して遊びましょう~♪早~く来い来いお正月♪

事情通の話
「オイオイ、おっさん、、まだクリスマスも来てないのに少し気が早いんじゃないかい。」

先日、早朝、駐車場に歩いていた。ふと空を見ると雲の形がキングギドラが火をはいているような光景に出くわした。
 


ロシア、北朝鮮、ハマスなど、人間の悪行に対する天の怒りにも見える。

9月の十五夜は「中秋の名月」として、有名である。各地でも十五夜にちなんで、古くから伝統行事があるらしい。わたしはどちらかと言うと、10月の満月の方が綺麗だと思う。特に工場の前から見る月は、格別に綺麗だ。





いにしえの先人達が、月の魅力にとりつかれ、和歌や短歌を歌った句が多く残っているのも頷ける。
名月は中秋の満月を楽しむのも良い。十五夜以降も月には異名があり、十七夜「立待月」遅くなる月の出を立って待ちわびるからだという。
かつて江戸には「十七屋」という有名な飛脚屋があった。
名は、「たちまち着き」の宣伝に掛けた駄洒落らしい。
川柳に、「十七屋、立横に寝る、人ばかり」西へ、東へ荷を運ぶ飛脚は走り終えると疲れて、雑魚寝でもしていたのだろ。
ちなみに、十八夜は座って待つ「居待月」、十九夜は寝て待つ「寝待月」で、待ち時間が長くなる。
翌日の朝、いつものように駐車場に向かっていると、東の空には朝日が、西の空には、月がまだ残っていた。




蕪村の句に、「菜の花や月は東に日は西に」を思い出した。真逆であった。10月末の事だった。
先月中頃、奈良の友人から柿が送られて来た。





毎年送られてくる。有難い事だ。家の友情の柿の木というと、今年はなりはしたが、みんな落ちてしまって、1個も口にすることが出来なかった。今年は、裏年だったのだろう、来年には期待しよう。

12月2,3日はあかね市だった。2日間共に、天候に恵まれ、売上も上々だった。



ツムギも応援に来てくれた。スーパーボールすくいをさせたら、それがさまになっていて、とても2才の子供とは思えないほどだった。





お金のことを俗に「おあし」という。江戸の昔、逃げる「おあし」の韋駄天ぶりを、庶民が身にしみて感じだのは、これからの年の瀬にかけてだろう。
代金を後から支払う、掛売、掛買が普通だった当時の事、決済の期限となる歳末は、金策に追われる季節でもあった。
「大晦日首でも取ってくる気なり」と取り立てる側が、勇み立てば、相手は相手で、「大晦日首で良ければやる気なり」と、徹底抗戦も辞さない剛の者がいたらしい。大晦日に抽選会が催される「年末ジャンボ宝くじ」の売り出しは始まったのかな?まだかな?毎年売り出しが始まったら、売り場の前に長蛇の列ができるニュースを目にする。
「金が敵の世の中」である。夢という決まり文句で語られる街角の風物詩に、一抹の哀感をおぼえる。
宝くじには、「はずれる喜び」もあるという。運を金銭で浪費せず、また一年、家族が息災で暮らせると。心の出来た人に深く感じ入る。
逃げ足だけではなく、一生に一度くらい、懐に飛び込む韋駄天に挨拶するのも悪くないとは思いつつ・・・・・・・・売り場へ行ってみるかァー。  


Posted by 貝川蒲鉾店  at 22:32Comments(0)