2016年12月31日

大晦日

当店にとって長い師走が終わった。

12月に入って昨日まで、無休である。みんな頑張った。

凍った魚の頭切りの後の氷である。




今年最後のくんせいが終わり、窯から松木の燃え残りを出して、これに水をかける。




ジュウっという音を聞くと、やっと今年も終わったと、安堵感が漂う。


今年は正月から葬式が多かった。

年末まで絶えず、葬儀の看板が立っていた。

やすらぎの湯の送迎バスの客が減ったいう。



この魚貫崎の向こうの西方のかなたに黄泉があると、浄土真宗の教えにある。みなそこへ旅立ったのだろう。

私はまだ旅費を持たないから、旅には出発できそうにない。

明日は正月、今年は熊本震災をはじめ、激動の一年だったが、みんな前を進む以外何もない。

来年こそいい年になりますように。

小欄を見てくださった皆様に幸多かれと祈る。




当店は、正月四日までは休みである。うれしい。酒も出番を待っている。

事情通の話
「この男、飲む気満々であるが、結末が不安である」  


Posted by 貝川蒲鉾店  at 23:16Comments(2)