2022年03月02日

カウボーイの来店

2月4日、立春、暦の上では春であるが、寒い日が続いた。
吾輩はというと、鳴かず飛ばずで、冬眠と言っても過言ではない生活だった。
冷凍庫の修理、換気扇の交換と、物入りの月だった。






そんな中、1本の電話が入る。「イトウと言いますが、アマビズの小田さんの紹介で、そちらの商品を見せていただきたい思って。」
小田さんの紹介なら、断ることも出来ないなーと思いOKした。
次男と待つことにしたが、定刻の時間になっても来ない。
「約束の時間に来ない奴は、ろくな奴じゃないなァ」と内心怒っていたら、30分遅れで来た。
こんにちはーと入って来たので、よく見ると、「ワァオー、カウボーイじゃないか。」




いろいろ話を聞いてみると、カナダ在住とのことだった。
カナダの冬は寒いので、12月から3月までは、日本に帰って来るそうだ。「季節労働者だね。」というと、「そうですネー」と大笑いした。
カナダでは、コックをしていて、結構いい給料をもらっているそうだ、暖かい天草で店を構え、12月~3月まで、天草の食材を使った、和、洋食が提供できるレストランを古民家を改造してオープンさせたそうだ。
野菜は、内の原の井上農園さんをアマビズの小田さんから紹介されたそうだが、牛深へ行ったらぜひ貝川さんの所に寄った方が良いよ、一見の価値があると、言われたので来ました。とのことだった。
じゃということで、次男が、くんせいを切って食べてもらった。
すると、「うまい。魚の味がする。くんせいの香りがとてもいい。私が今まで食べて来たカマボコとは全然違う。しかも松の木の煙で燻すなんて、どこにもない。」と絶賛された。ぜひお店でも使いたいとのことだったので、お土産として、少し持たせてやった。
「2月16日には、宇城彩館に納品に行くので、息子二人に寄らせますよ」と言って見送った。
場所は大矢野で、大矢野警察署の手前から左に曲がって、スパ・タラソ天草がある海岸線をずっと行って橋を渡った野釜島にあるそうだ。
店の名前は、『うみそら』、長男は野菜カレー、次男はゴルゴンゾーラのグラタンを食べたそうだが、私は食べてないので、味はわからないが、次男の話では大変美味しかったそうだ。興味のある方は、一度お出かけになられては、どうでせふ。








2月23日、イオン九州から工場の簡易調査に来られた。
取引を前提に工場の衛生チェックとHACCPの取り組みとか、冷蔵庫・冷凍庫の温度管理、機械器具の洗浄マニュアルとかいっぱいチェック項目が並んでいた。来られたのは、1人だったが、本部からスマホでリモートしながら、「次はここを写して下さい。次はどこを写して下さい。」と指令が出る。それを見ながらここはこうして下さい。そこはそうして下さいと。改善個所を指摘してくる。「今は便利な世の中になったなぁー」と感心した。



最後、換気扇を見て「綺麗にしてありますねー」とお褒めの言葉を頂いた。この換気扇は2月の初めに新しいのに取り替えたばかりだったので、帰られた後、息子と二人で、大笑いした。
願わくは取引が出来るようになればと祈るだけだ。
  


Posted by 貝川蒲鉾店  at 22:32Comments(2)