2017年07月25日

花の首飾り

一昨日の新聞に「花の首飾り」の挿話が、写真と共に載せてあった。

花の首飾り


私はこの曲を聴くと、青春時代のことが蘇ってくる。高校2年の春休み、初めて親元を離れ、本渡の第二自動車学校に一週間通ったためだった。

当時は16歳から自動二輪の免許が取れた。本渡北小学校の川沿いに金沢牧場があった。目と鼻の先には、自動車学校が見えていた。

そこに、一週間、草鞋を脱がさせてもらった。バイト代はないが、宿泊費、食事代は無料だった。

朝六時起床で、牛の下の世話や、餌やり、搾乳した牛乳を酪農組合に出荷してから朝食になる。

朝食後は、牛の餌の草刈り、これが大変だった。

鉛筆しか持ったことのない小生は、二日目には手にマメが出来た。

親元を離れ、他人様の飯を食べるということは、大変なことだと学んだ。無事二輪免許を取り、牛深行きのバスに乗った。

当時は2時間以上はかかっていた。今の宮地岳のカカシ村付近に差し掛かった時だった。辺り一面ピンクのレンゲ畑が見えて来た。

その時、バスのラジオから、この曲「花の首飾り」が流れて来た。もともとロマンチストな小生だったが、ホームシックも重なって、ぐっとこみ上げるものがあった。

タイガースはあまり好きではないが、この曲だけはとても好きだ。

日本全国から、詩を応募し、130543通の中の優秀賞に、すぎやまこういちが曲をつけた。

作詞した人の地元、北海道の八雲町では、防災無線にこの曲が流れるという。

今、花咲く娘たちは、どうしているのだろうと一人呟く。そしたら息子がやがて古希を迎えるんじゃないと、我現実に戻る。


最後、ちなみに私の携帯の着メロは、この曲である。8年にもなる。



Posted by 貝川蒲鉾店  at 21:54 │Comments(2)

この記事へのコメント
誰にも思い出の曲がありますね。
私は、初恋の人が卒業していった年の流行ったチューリップの
心の旅が聴くと少しだけ胸キュンします(笑)
若かったなぁ( ;∀;)
Posted by あひるちゃんあひるちゃん at 2017年07月26日 15:56
あひるちゃんさん
人は、誰も自分だけの思い出の曲があります。
ふと流れてきた曲に、あぁあの時はこうしてた、あの時はこうだったと、二度と帰れない青春の思い出がよみがえります。それは自分だけの歳時記として、皆胸に秘めて生きているのです。
ご同輩、コメント嬉しく思っています。
Posted by 貝川蒲鉾店貝川蒲鉾店 at 2017年07月27日 23:39
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