2017年02月14日

悲劇の新年会

昨日、我が牛深ハイヤ産直隊は、新年会を兼ね、望洋閣に一泊旅行となった。

先週末の寒さも嘘のような、小春日和だった。

午後4時出発、5時に着いた。しばらくすると、アナウンスで今が一番夕日の沈むのが見頃ですと館内に放送された。

見ていただこう。

悲劇の新年会
悲劇の新年会


県外から来られた方々には、感動的なものだったに違いない。

皆、大浴場で一っ風呂あび、宴会に入った。

若女将さんがあいさつに来られ、写真もお願いした。

悲劇の新年会
悲劇の新年会


みんな、これ以上の笑顔はないといった表情である。

料理も品数が多く、食べきれないほどであった。

悲劇の新年会


隊員の一人から「少し酢の物が多いじゃないか」というクレームがついた。

確かにとは思ったが、黒霧島でさらりと流した。

悲劇の新年会

宴会も和気あいあいの内に終わり、めでたしめでたしと思っていたが、この後悲劇が待っていることは予想もしなかった。

二次会に行こうという、有志が2,3人いて、最初は断ったが、送り迎えがあるというので、カラオケに行った。

浴衣を着たままだったので、よせばいいのにホテルの下駄を履いていった。これが不幸の始まりだった。

迎えに来たカラオケのママさんが、帰りも送ることになっていたが、仲間の一人が「あんたも飲めな、俺たちは歩いていくで」とママさんに飲ませてしまった。

ま、その時はタクシーで帰ればいいじゃないかと気にも留めなかった。カラオケは盛り上がり、帰る時間になって、「タクシーを呼んでくれ」と言った。

下田にはタクシーはないという。一瞬青くなった。寒空に放り出された。

皆俺より若いから、さっさと歩いていくが、下駄を履いているし、腰が痛いし、右足には水がたまっている。しかも下駄の鼻緒が緩くて何度もこける。

浴衣姿だから寒い。見かねたルモンドの橋本さんが、肩を貸してくれた。

寒空に下駄の音だけが、響き渡り、やっとのことで望洋閣に着いた。

だが、事はこれでは終わらなかった。

部屋に帰ったら財布を落としているのに気がついた。さー大変、着物を着がえ、嫁に運転を頼んだ。

望洋閣のフロントの人、警備員の方々に、車を出せるよう手配してもらい、来た道を急いで探した。

「あった」

車から降りてみると、わが財布である。

財布が言う「酷いじゃないか、寒空に置いていくなんて」

「俺の財布だろ、寒さには慣れているじゃないか」と俺も言う。でも良かった。

フロントの人も喜ばれた。部屋に帰り、眠りにつくことになったが、針の筵に寝ているようだった。

事情通の話
この男が旅に行って、何か物事をおこさないことはない。懲りない男である。「ちった馬鹿じゃかー」



Posted by 貝川蒲鉾店  at 23:41 │Comments(3)

この記事へのコメント
これ以外にもブログネタをお持ちなんですね(笑)
でもお財布が見つかって今年は良い一年だと思いますよ(^^♪
Posted by あひるちゃんあひるちゃん at 2017年02月15日 11:57
大変な新年会旅行でしたね~でも、落とした財布が有ったのは、凄く運が良かったと思います。トラブルに巻き込まれても必ず成功へ向かうと暗示してるのかも(^ω^)ノ今年は良い事が有りますよw
Posted by 参太 at 2017年02月15日 21:29
あひるちゃん さん
いつも小欄を見ていただきありがとうございます。
飲めば何かとエピソードが多い、小欄ですが、酒の話が出ると、愛読者の皆さんは、今度はどんなドジを踏むか期待されているかもしれないと思うと、常に精進の日々を送らねばと思っています。
だが、エピソードの無い人生は、私は人生ではないとも思っています。
今年11月にまた座ハイヤがあるそうです。その時は一緒に行きましょう

参太さん
財布を心配していただきありがとうございました。
これは恥だから黙っておこうと思っていたのだが、ついついブログに書いてしまった。知らない人まで知られてしまったことを、後悔しています。
Posted by 貝川蒲鉾店貝川蒲鉾店 at 2017年02月15日 23:38
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