2019年07月07日
整形外科放浪記(中編)
6月24日(月)この日は河浦の天空の碁会所の月例会になっていた。
入院したらもう碁も打たれないだろと思って出かけた。
1回戦にM氏と当たった。この頃メキメキと腕を上げてきている強敵だ。
99.9%負けていたのだが、なかなか殺してくれない。次の一手で投了しようかなと思っていたら、そっぽを向かれた。「ありゃー?」彼は「トントンの筋」を見逃していた。「ワァー」と悲鳴が上がる。M氏にとっては、鍋もそろそろ煮えてきた。うまい酒もコップに注いだ。肉もたっぷり入っている。さぁー食べようと箸を延ばした瞬間、左足の悪い男にテーブルごとひっくり返されたような心境だろう。この場を借りて深くお詫び申し上げます。
5月、6月と連覇できたのはひとえにM氏のおかげです。


6月25日、機能病院に行く日だ。この日は、長男に運転してもらった。予約なしなので、早めに出かけた。3人で昼食を済ませ、順番を待った。

ここの脊髄の先生は有名で、ほとんど予約で埋まっていた。
まもなくして呼ばれ、中に入った。「さぁ、今日こそ原因がわかるだろ」と椅子に座った。机の上のパソコンには、脊髄のMRIの画像が出ていた。
先生が説明を始められたが、私は耳が少し悪いので、聞き取りづらかった。「先生!私は耳が遠いので、マスクを取って話してもらえないですか?」と言ったら、快く外して説明してくださったのだが、画像を見る限り、それが原因で左足がマヒする要因が見つからないと言って、足がピリピリしないか、痛くはないか、しびれはないか、検診されたが、正常だった。
すると先生が、「いやー私は、2000人ほど手術してきたけれど、このような症状は初めてです。これは難しい」と言われた。
私は喜んでいいのやら、悲しんでいいのやら、一抹の不安にかられた。
「これはひょっとしたら、他の所に原因があるかもしれない」と言われた。
「明後日27日(木)に神経科に良い先生が来られるので、その先生に診てもらったら」と勧められ、紹介状を書いてもらった。
ありゃー、これは面倒なことになってきたなー
予約票ができるまで、ロビーで待った。
すると看護師Sさんが来て、これからの予定の説明をしたのだが、さっき大先生に対して「マスクを外してしゃべってくれ」と言ったのを見ていたせいかどうかはわからないが、緊張していた。
「次の予約は、6月2日にされますか、4日されますか・」と
「アレー?6月2日は過ぎているのじゃないですか?」と切り返す。
「あっ、すみません。7月の間違いでした。」
そして、神経科の予約票を手渡されたのだが、日付を見てみると、「アレッ、これは5/27になっている?」と嫁がつっこむ。
「アッ、すみません、すみません、6/27の間違いです」と目を潤ませて謝る。
「バカヤロー、2発もボケかましやがって。」肩をバシッと叩く。
「俺はなー、今度こそはカタギの病人になろうと思って、腹をくくって来ているんだぞ。それを何だいボケかましやがって、決心が揺らぐじゃないか!」
すっかり病気のことは忘れ、帰路についた。
入院したらもう碁も打たれないだろと思って出かけた。
1回戦にM氏と当たった。この頃メキメキと腕を上げてきている強敵だ。
99.9%負けていたのだが、なかなか殺してくれない。次の一手で投了しようかなと思っていたら、そっぽを向かれた。「ありゃー?」彼は「トントンの筋」を見逃していた。「ワァー」と悲鳴が上がる。M氏にとっては、鍋もそろそろ煮えてきた。うまい酒もコップに注いだ。肉もたっぷり入っている。さぁー食べようと箸を延ばした瞬間、左足の悪い男にテーブルごとひっくり返されたような心境だろう。この場を借りて深くお詫び申し上げます。
5月、6月と連覇できたのはひとえにM氏のおかげです。


6月25日、機能病院に行く日だ。この日は、長男に運転してもらった。予約なしなので、早めに出かけた。3人で昼食を済ませ、順番を待った。

ここの脊髄の先生は有名で、ほとんど予約で埋まっていた。
まもなくして呼ばれ、中に入った。「さぁ、今日こそ原因がわかるだろ」と椅子に座った。机の上のパソコンには、脊髄のMRIの画像が出ていた。
先生が説明を始められたが、私は耳が少し悪いので、聞き取りづらかった。「先生!私は耳が遠いので、マスクを取って話してもらえないですか?」と言ったら、快く外して説明してくださったのだが、画像を見る限り、それが原因で左足がマヒする要因が見つからないと言って、足がピリピリしないか、痛くはないか、しびれはないか、検診されたが、正常だった。
すると先生が、「いやー私は、2000人ほど手術してきたけれど、このような症状は初めてです。これは難しい」と言われた。
私は喜んでいいのやら、悲しんでいいのやら、一抹の不安にかられた。
「これはひょっとしたら、他の所に原因があるかもしれない」と言われた。
「明後日27日(木)に神経科に良い先生が来られるので、その先生に診てもらったら」と勧められ、紹介状を書いてもらった。
ありゃー、これは面倒なことになってきたなー
予約票ができるまで、ロビーで待った。
すると看護師Sさんが来て、これからの予定の説明をしたのだが、さっき大先生に対して「マスクを外してしゃべってくれ」と言ったのを見ていたせいかどうかはわからないが、緊張していた。
「次の予約は、6月2日にされますか、4日されますか・」と
「アレー?6月2日は過ぎているのじゃないですか?」と切り返す。
「あっ、すみません。7月の間違いでした。」
そして、神経科の予約票を手渡されたのだが、日付を見てみると、「アレッ、これは5/27になっている?」と嫁がつっこむ。
「アッ、すみません、すみません、6/27の間違いです」と目を潤ませて謝る。
「バカヤロー、2発もボケかましやがって。」肩をバシッと叩く。
「俺はなー、今度こそはカタギの病人になろうと思って、腹をくくって来ているんだぞ。それを何だいボケかましやがって、決心が揺らぐじゃないか!」
すっかり病気のことは忘れ、帰路についた。
Posted by 貝川蒲鉾店
at 22:39
│Comments(2)
治せる病気は良いではないですか。
私はこれでもガン患者でした(笑)
大病を患われたんですね。もう完治されたのでしょうか?
メンタル面をどう克服されましたか。それに比べ、腰が痛いとか足が動かないとかブログに書いている私はまだ未熟です。恥ずかしい。