2019年06月15日

酒場放浪記(ちゅうぼう隆編)

6/13は県庁販売に行った。嫁と息子で行ったのだが、息子は1週間前にぎっくり腰をやり、やや痛みが残っていた。
次男は、鹿児島の友達の所へ一泊泊まりで出かけた。
私は1日留守番だった。独りでいると、邪な妄想が駆り立てる。「今日はちゅうぼう隆に行こうかな。それともイタリアか」等々計画を立てながら、県庁組が帰って来るのを待った。

息子はまだ腰が痛いとのことで、二人でちゅうぼう隆に行くことになった。
酒場放浪記(ちゅうぼう隆編)

座敷も空いているとのことだったが、2人だからカウンターを予約した。
のれんをくぐって行くと、奥の止まり木が2つ用意されていた。
座ろうとしてふと後ろの座敷を見ると、見覚えのある顔があった。「オオッ」と互いにびっくりする。
40数年前、バンドを組んでいた時のギターリストだった。
彼はエレキギター1本と歌唱力で全国制覇を成し遂げた男だ。今も現役で数々のステージに立っているという。
正に、牛深が生んだ矢沢だ!
これからも牛深のために是非活躍されることを切望して止まない。代表曲に「ロックハイヤ」がある。

さて、話を止まり木の方へ戻そう。
「まずは生で!」お通しに麻婆茄子が出てきた。これがうまかった。
刺身を1人前と、牛肉を二人前オーダーした。そしたら、次々と座敷のお客さんたちが入って来られた。厨房の中がにわかに慌ただしくなった。
中々我々の注文が来ない。催促しないのが、ご常連のマナーってものだろう。
さっきのお通しの麻婆茄子を二つ、これでしのぐ。まだ来ない。
島美人のロックに切り替える。まだ来ない。フーテンの寅の口上じゃないが、「やけのやんぱち、日焼けのなすび、色が黒くてかみつきたいが、私しゃ入れ歯で歯が立たない」と、3回目の麻婆茄子を注文したところへ、やっと出てきた。
ロックンローラーと会ったせいだろうか、3杯目のロックに入っていた。
やっと満面の笑顔を湛えることができた。

酒場放浪記(ちゅうぼう隆編)

酒場放浪記(ちゅうぼう隆編)


するとカウンターの方にボチボチとご常連が座りだした。
そろりそろり帰り時である。嫁はノンアルコールだったので、車を取りに行った。止まり木に座っていたせいだろうか。なぜか足が千鳥足になっていた。



Posted by 貝川蒲鉾店  at 21:55 │Comments(2)

この記事へのコメント
奥様は飲めないのですか? それとも旦那様優先でしょうか?
飲めるとしたら優しい奥様ですね。
我が家は、夫の飲み会以外 夫婦で食事の時は
決まって嫁の私が飲んで夫の運転です(笑)
優しい夫 大好きです(笑)
Posted by あひるちゃんあひるちゃん at 2019年06月16日 00:10
あひるちゃんさん
我が家では、私に「お父さんは今日は飲まずに運転して」という言葉はタブーです。
飲みに行くときは原則として、タクシーを使います。
優しいご主人ですね。優しいお父さんになれないのが私の悩みです(笑)。
Posted by 貝川蒲鉾店貝川蒲鉾店 at 2019年06月25日 21:07
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