2024年04月01日

さらば天空の碁会所

♪昭和余年は春も宵~桜吹雪けば情も舞う~♪
あがた森魚の赤色エレジーの一節である。若い頃は好んで唄っていた。
春の陽気に誘われて、山々の草花も色めきだって来た今日この頃である。

3月29日、天空の碁会所で月例会があった。
天草市の方針で、社会福祉協議会河浦支所内にある老人福祉センターは、令和6年3月をもって廃止になることが決定した。
ということで、これが最後の月例会になった。最後と言う事で、ゲストとして牛深から元教育長の野田四郎さんも参加され、総勢10名で試合が始まった。私の1回戦の相手は、強敵丸山三段だった。相手にとって不足無し、序盤は黒優勢で進んだが、中盤、黒2目を捨てるか助けるか、悩ましい場面になった。
丸山さんは、助ける方を選んだ。すると中央の黒7目がゲタで取られてしまった。丸山さんの悲鳴が上がった。
後は丸山さんのボヤキを聞きながら押し切ってしまった。局後の検討で、嶋津六段から「2目を捨てらしたら黒優勢だったでしょう。」と指摘されて本人も納得されたようだった。
丸山さんも久保さんの代わりに碁会の進行もし、対局相手の組み合わせもしで、碁に集中ができなかったのでしょう。悔いの残る一局だったに違いない。

さらば天空の碁会所
さらば天空の碁会所

私はその後、野田六段を破り、嶋津六段には負け、小川六段に勝ち、3勝1敗で臨んだ最終局は溝口二段だった。「あらーいやな相手だなァー」と思った。この頃負け越しているし、自身も持たれてる相手だ。
序盤、中盤、打ち進んだところで、目算して見ると、15目くらいは良いと楽観したのが悪かった。1ヶ所傷があったのを見つけられた。抵抗するすべがなく、あれよあれよと言う間に、白地が黒地になってしまった。終盤にこういうミスをやってしまうようでは勝つわけがない。結果、私の1目負けである。とんだ伏兵がいたものだ。優勝は島津六段、私は3位で有終の美をかざることが出来なかった。時間も午後5時になったので、みんなで社会福祉協議会河浦支所の皆さんに、「永い間お世話になりました。有難うございました。」と挨拶して、碁会所を出た。
♪戦いすんで日が暮れて~♪
すると桜が六分咲きで夕日に照らされていた。「そうだみんなで記念写真を撮ろう。」と言って、帰るのを待ってもらった。ちょうど居合わせた職員の方が、「私が撮りましょうか」と言って私のスマホを受け取られた。

さらば天空の碁会所

帰りは丸山さんが、「4月から新しく始まる『コミュニケーションセンター』の場所を教えますので、私の車の後をついて来て下さい。」と言って見に行った。駐車場も広く、桜の木もいっぱい並んでいて静かで環境も良い。
4月からまた楽しみが増える。

笑いは百薬の長
ローマ教皇がイーストコートの観光を終え、リムジンに乗って空港に向かった。
リムジンを一度も運転したことのない教皇は運転手に「一度でいいからしばらく運転を代わってもらえないか」と頼んだ。
教皇の命令には背けない運転手は、教皇と代わり、後部座席に座った。
教皇は高速道路に出た。この車がどれくらいのスピードが出るか試してみたかった。しかし150㎞/hくらい出たところで後ろからパトカーが追いかけて来た。
教皇は路肩に車を止めた。警官は運手席を覗いてみた。
運転手の正体を見た警官は慌てた様子で、「ちょっと待っててください」と言って、無線で署長に連絡した。
「重要な人物を止めてしまいました。どうしたらいいでしょう」
署長「また市長か?」「いいえ、もっと重要な人物です。」
「じゃ、知事か」「いいえもっともっと重要な人物です。」
「じゃ大統領か」「いいえさらに重要な人物です。」
「いったい誰なんだ」「神様だと思います。」
「神様?馬鹿も休み休み言え。」「だって教皇様を運転手にしているんですよ。」



Posted by 貝川蒲鉾店  at 09:33 │Comments(1)

この記事へのコメント
昨日は、連絡頂きありがとうございました。
久しぶりに、何回か前のブログから拝見させて頂きましたが凄い内容ですね。
楽しく感動し読ませて頂きました。
囲碁は、今、私の一番の楽しみです。
貝川さんとの出会いに感謝・感謝です。
久保さんにも連絡させて頂きました。
なかなか、碁は上達しませんが、これからもよろしくお願いいたします。
Posted by まるじゅん at 2024年04月02日 13:18
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