2022年04月05日

ひな祭りと2人の誕生日

♪令和4年は春催い~桜吹けば~情をも舞う~♪

工場のまわりは花々が咲きほこっている。
椿も蘭も咲くスペースがないくらい、いっぱい咲きに咲いた。
俺が毎日水をやるから、お礼に咲いてくれるのだろう。有難い。

ひな祭りと2人の誕生日
ひな祭りと2人の誕生日


3月1日、71歳の誕生日だった。70歳と何にも変わらない。どうせお祝いもないだろうと思っていた。
工場に行くと、二人の息子がいた。すると次男が俺の肩に手をやり、「お父さん、これだけはハッキリ言っておく。」「うん、これは今夜あたり、どこかで一席もうけてくれるのでは。」と少し期待を持った。
「お誕生日おめでとう。」と言って去って行った。
「なんだ、それだけかい。思わせぶりをするな、思わせぶりを。」
夕方、『獺祭』の四合瓶を買って来て、一人寂しく飲んだ。

ひな祭りと2人の誕生日

3月3日は、孫娘のひな祭りだった。初めてのひな祭りだが、コロナ禍で質素にすることにした。神様、仏様に赤飯をお供えして、近所にも配った。
昼はツムギの家に行き、みんなで昼食を食べた。ひな人形が飾ってあったが、このひな人形は『紬(つむぎ)』という名で売られていた。
いっぱい人形の種類は飾ってあったが、「これは紬を買わない訳にはいけないでしょう。」と言って、迷わず買ったそうだ。ツムギも終始ご機嫌だった。

ひな祭りと2人の誕生日
ひな祭りと2人の誕生日
ひな祭りと2人の誕生日
ひな祭りと2人の誕生日
ひな祭りと2人の誕生日

この頃は、椅子に座って食べれるようになった。

3月19日、この日は山の神の誕生日だった。我が家では大事な行事の一つだ。次男に誕生日はどうするか、奏上してもらった。
「海彩館で」との詔がおりた。予約を入れる。ツムギ一家にもPM6時に来るようにTELを入れた。
コロナ禍でテーブルはアクリル板で仕切ってあり、1テーブル3人までとなっていた。
ツムギは専用の椅子を持参し、先に離乳食を食べた。

ひな祭りと2人の誕生日
ひな祭りと2人の誕生日
ひな祭りと2人の誕生日

我々も乾杯して、食べ始めたが、あまり会話はなく、転んだり這いずり回って奇声を上げるツムギの一挙一動を、見てて楽しんだ。
最後にみんなで記念写真を撮った。

ひな祭りと2人の誕生日

この家族は、ツムギを中心に毎日が回っている。幸せと言うことだろう。

3月25日、高齢者講習だった。とうとう来たか赤紙が、70歳になっても気持ちは30代位の気持ちでいたが、このハガキが来たとき、「あーとうとう俺も高齢者になったかァ」と実感せざるをえなかった。
牛深自動車学校で講習を受けた。今度までは、認知症のテストはなかったが、75歳からは受けなくてはならない。
講師曰く「今までの試験で100点満点が二人おられた。」と、この二人に話を聞いたら、二人とも金に関わる仕事をしていたそうだ。
1人は92歳の元行員、1人は84歳の会社の社長、金を数えるのが仕事だったとか。
すると俺が「ハハァーン、俺が物覚えが悪いのは、数える金がないからばいな。」と」言ったら、一同爆笑だった。

3月30日、33回目の結婚記念日だった。このご時世、どこにも行かず、自宅で家族3人で祝うことにした。
テーブルには白ワイン『マドンナ』を1本献上した。

ひな祭りと2人の誕生日

33年かぁー。よくもったもんだ。やぶれ鍋にとじ蓋だろう。



Posted by 貝川蒲鉾店  at 16:51 │Comments(0)

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