2021年12月19日

戦場の小さな慰問団

♪好きヨ~あなた~今でも、今でも、暦はもう少しで、今年も終わりですネ~♪

戦場の小さな慰問団


10月末、当社で30年近く働いて下さった従業員の方が、勇退された。
御年81歳。いつかはこの日が来るとは思っていたが、来てみると、淋しい限りだ。永い間、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
これから、最盛期に入る。新しい従業員を早く補充しなければと思い、誰かいないかと考えて見たら、1人心当たりの人物が思い浮かんだ。
声をかけてみた。二つ返事でOKしてくれた。ありがたかった。しかし、二週間しか、もたなかった。根性無しめ!
慌てて、ハローワークに求人を申し込んだ。そしたら、この4,5年求人をしていないから、最初から、手続きをして下さいと、FAXが10枚ほど送信されてきた。
「こんな小さな字読めるか!こんなの読んでいたら、今年は終わってしまうわい!」と言うことで、今のままの従業員で頑張ることにした。
11月半ば、注文が殺到する。1日の生産は限られている。
緊急事態が発生する。主力の2本入りくんせいの袋が、12月半ばで切れる。
11月のあたまに発注を入れていたが、年内は無理とメーカーから知らせが入る。
11月末、水光社、とれたて市場のギフトが始まる。それに、ふるさと納税返礼品に、ふるさと宅配便。
毎日が戦闘状態である。だが、戦をするのに、兵隊も弾もない。売る蒲鉾がないのだ。老兵まで駆り出される。まるで、終戦間近の日本軍みたいだ。
”後手後手と、打つへぼ碁かな”

そんな中、戦場に小さな慰問団」が現れる。戦場の人気者になっている。

戦場の小さな慰問団
戦場の小さな慰問団

この頃は芸も見せてくれる。
まずは桃太郎侍から、「天下御免のこの向う傷が目に入らぬかァー」

戦場の小さな慰問団

ははァーそれは無添加だけどー、でもいいヨ、いいヨ。
何!今度は美川憲一をやるってか?俺はねーそれがいつ出るかいつ出るかと、さっきからうずうずしてたんだホントは…ぜひやってもらおう。
「いいえ私は、さそり座の女、お気の済むまで笑うがいいワー」

戦場の小さな慰問団

いいネー、そっくり。
慰問団が来ると仕事も手につかない。
70年振りに、孫を抱っこして見る。

戦場の小さな慰問団
戦場の小さな慰問団

どうにもぎこちないが、そのうち慣れるサー。
生後4ヶ月の赤ちゃんだけど、日に日に魂が入ってきているようだ。
近頃は、年賀状の写真撮りにも行ったそうだ。
来年は寅年。トラの着ぐるみを着て、親指を立てて一言、「じいちゃん、グッド、ジョブ」

戦場の小さな慰問団

可愛いネー




Posted by 貝川蒲鉾店  at 22:38 │Comments(1)

この記事へのコメント
本当に可愛いお嬢ちゃま♡
おじいちゃんの頬も緩みっぱなしですね(笑)
Posted by あひるちゃんあひるちゃん at 2021年12月23日 18:21
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