2018年03月30日

錦の御旗切られる

この頃、気づいたのだが、道路わきに立っている当店の旗がやけに破けているな、風で破れたのだろうと思いつつ過ごしてきたが、旗を直しに行き、ふと旗を見ると、はさみかナイフで切り裂かれた跡が残っていた。

やられた。この20年間、猫やカラスの被害には遭ったが、人為的な被害は初めてだ。しかも昼間だから頭にくる。文字をなぞって切ってある。










私はいたって温厚な人間だと思っている。小学生の仕業と思っているが、わからない。

明日から新しい旗を立てれば良い。旗は店の看板だから。  


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2018年03月21日

天使の分け前

イギリスの酒造会社ディアジオは、世界で人気が高いスコッチウイスキー「ジョニーウォーカー」のブランド会社だ。

ジョニーウォーカーには、赤ラベルと黒ラベルがある。通称「ジョニ赤」「ジョニクロ」で有名だ。

若いころ、ジョニクロは高価で、牛深の酒店では、中々手に入れるのが難しかった。更に上のブルーラベルになると入手困難の代物だ。

そのジョニーウォーカーのブランド会社が、この度、ジョニーウォーカーの女性版にあたる「ジェーンウォーカー」を米国で限定販売すると、2月の新聞に出ていた。




紳士が身に着けているシルクハットに、ステッキ姿の女性をデザインした。

米国で女性の歴史をたたえる「女性史月間」に合わせ、3月に発売するとのことだ。

同社は、「ブランドの進化を約束する証明にしたい」とコメントしている。

ここで、ウイスキーやブランデーについて触れてみたい。

ウイスキーやブランデーは、樽で熟成させて造る。

熟成させている間に、少しずつ蒸発し量が減る。

酒蔵の職人たちは、減少分を「天使の分け前」と呼んだ。

「酒をおいしくしてくれる天使に差し上げたのだ」と。

10年間の貯蔵で中身は、7割ほどに減るという。見かけによらず、天使もいける口らしい。

樽の並んだ貯蔵庫の天上近くで、赤い顔でたたずむその姿を想像すると、ちょっと楽しい。


田舎のある酒屋での事、小噺を一つ。

お客「日本酒はありますか?」

店主「いえ、置いていません。」

お客「じゃ、ワインはあります?」

店主「いえ、ありません。」

お客「じゃ、ウイスキーはありますか?」

店主「ありません。スコッチも置いていません。」  


Posted by 貝川蒲鉾店  at 22:15Comments(2)

2018年03月13日

ケンちゃんオリンピックと木山初市

平昌オリンピックも、税金の申告も今日で終わり、やっと普通の生活に戻った。

ピョンチャンオリンピックでは、日本選手の活躍がひときわ目立った大会だった。

メダルを取った選手の記者会見のコメントを聞くと、「よかったね」と心から言いたいし、一生懸命頑張って報われた姿を見ると、ものすごく涙が出てくるのは年のせいだろうか。

私の耳には「ケンちゃんオリンピック、ケンちゃんオリンピック」と聞こえてくる。本当は、平尾昌晃追悼オリンピックだったのだろう。



今月3日、4日と木山初市に出店した。

2年前益城町は、大地震にみまわれた。この木山初市の1ヵ月後だった。1週間過ぎて、救援物資を持って商工会に行ったが、道路がズタズタで、辿り着くまで迂回路の連続だった。町は壊滅的状況だった。

その様子1 その様子2

昨年は、益城町総合体育館の駐車場で木山初市の代わりに「益城復興市」と名を変えて行われた。

テキ屋さん無しの熊本県内の市町村から、たくさんの業者が出店した。

昨年の様子はこちら 1日目  2日目

そして、今年、倒壊した建物はさら地に整理され、以前の木山初市が戻ってきた。多くの人がこの日を待ち望んでいた。人、人、人であった。









ご常連が次々に挨拶に来られ、買って行かれた。



今年は、販売する場所もいつもと違って、こじんまりとした所で、最高の場所だった。

その中、目の前の風景が気になって仕方がなかった。




近づいてみると、ここだけはまだ震災の爪痕が残っていた。

電柱は傾き、地盤が落ちていた。

でも梅の花か、桃の花かわからないが、ピンクの花が咲いていた。



樹木は、自分が咲く時期を忘れない。

仕事に追われているものにとって、季節には疎いが、庭の木々や山の色合いを見て、季節の旬を感じる。そして癒される。手前の松は、枯れかかっている。今移してやらないと、もう駄目だろう。

話を祭りに戻してみる。

私たちが店を出している後ろの方で、白い煙が見える。なんだろうと思って見に行ってみると、小さな列車が走っている。

名古屋から来たという、弁慶号だ。

子供たちが列をなし、駅員の帽子をかぶり乗り込んでいった。

親子でとても楽しそうな光景が見られた。












それにしても益城は子供の多いところだと感じた。震災を体験したこの子供たちが、これからの益城町の復興の担い手になることを願ってやまない  


Posted by 貝川蒲鉾店  at 22:20Comments(0)

2018年03月02日

告知

明日、明後日は、木山初市で益城に行きます。

そして、明後日は、人吉にも行きます。

以上告知でした  


Posted by 貝川蒲鉾店  at 22:27Comments(0)おしらせ

2018年03月02日

悲しい誕生日

3月1日は私の誕生日である。

一昨日の昼ごろから、急に寒気と腹痛がしてきた。午後6時ごろ病院に行った。

熱が37.9℃あった。念のためインフルエンザの検査もしてもらったが、マイナスだった。

薬をもらって、風呂に入らずにすぐ寝たのだが、頭をよぎるのは、誕生日を予約していた店のことだった。

28日は月末で、支払いがいろいろ大変だが、一人休ませてもらうことにした。

昨日TELして、予約延期をお願いしたら、「全然大丈夫ですよ。早く治し、体調がよくなってからいいです。」とのことで、一安心した。

そして、今日熱も平熱に戻り、食欲も出てきた。腹がもう少しじくじくしているだけだ。

息子がお父さんに一言言っとく。

「元気を出せ」という言葉を送る。

寂しい悲しい67歳の誕生日だった。  


Posted by 貝川蒲鉾店  at 00:22Comments(1)