2021年07月31日

ウナギと四万十の戦い

7/28、うだる暑さの中、2回目の新型コロナのワクチン接種が市民病院で行われた。
着いたら、受付は始まっていた。「24番の方ー」と呼ばれ、受付に行くと、「名前と生年月日を言ってください」とこの前と同じように聞くので、「加藤清正です」とまた言ってしまった。



すると、「そのような人の名前は載ってませんが、カイガワケンスケという名の人は載ってますよ」と「じゃ、今日はその名前でお願いします」「では、もう一度生年月日を言ってください」とニコニコして言われた。
ユーモアを解してくだされば、こちらも面目躍如ってことだ。
気を良くして、接種場所の椅子に座った。「名前と生年月日を言ってください」と聞かれたので、もう一度「加藤清正です」と言ったら、「そんな名前の人はありません。帰って下さい」と言われたので、「何、帰れってか?それを言っちゃおしまいよ!俺も好き好んで、注射うちに来てるんじゃねえだよ。お国の偉い人が、どうか皆さん接種に来て下さいと言うから、来てやってんじゃないか。それを何だ、帰れとは」するともう一人の看護師が、「まぁーまぁー」と言いながら、「もう一度お名前と生年月日をよかですか」と言って、その場は収まったが、「俺も大人げなかったか!」と心で反省した。
接種が終わって立ち上がって、帰り際に、言わんでもいいことをおべんちゃらのつもりで、「先生、3回目の接種は、今度はいつになりますか?」と聞いたら、「3回目も、4回目もありません!」と一渇され、かえって火に油を注いだ形になり、ひんしゅくを買った。
馬鹿だネーこの男、ワクチンは数打てばいいってもんじゃねえーんだよ。

この日はくしくも「土用の丑の日」病院では嫌なことがあったが、今夜あたり、ウナギが食べられるじゃないかと、淡い期待が脳裏をかすめた。
案の定、若嫁からTELが入る。「今、いわしやの前に居ます。ウナギを焼いていますけれど、要られますか?」と嫁にかかってきた。
「何、いわしやがウナギを売ってるってか」下手なへ理屈はどうでもいい。嫁の電話の横で「小さのでいいよ」と声かける。
すると、「大と中しかないんだって」、俺は養子だからネー、とても大を食べたいとは言えないし、「財布と相談して、買えば」と言い、「次男に沢山食べさせてくれ!俺は、ほんのちょっとでいいから」「公志は、一昨年ウナギの骨をのどに詰まらせたからあまりウナギは食べないって!」あぁーそれは残念だ。ま、夕食を楽しみに待つか!
でも1つ気になることがある。最近リバウンドで、体重が増え始めている。ここいらで食い止めないと、大変なことになる。今、食事制限をしている中、こんな食事をしていいのか。



年に1度のウナギの日だ。明日からまた制限したらいい。
「ドジョウも鍋の中に入ってから、考えるっていうから、とにかく食べて、明日からの四万十の戦いに備えよう」と勝手に自分の都合の良い方に解釈してしまう相変わらず意志の弱い男であった。

事情通の話
「明日から、四万十の戦いに備えようとあるが、そんな戦いあったかなァー?」
あっ、ごめん、それは肥満との戦いだ!
  


Posted by 貝川蒲鉾店  at 21:47Comments(2)

2021年07月25日

57年ぶりのオリンピックマーチ

七月の上旬、「アマビズ」の主催で、「天草直産、夏の天草フェアー」が7月9日、10日、11日の3日間イオン天草店で行われた。
出店業者も15業者位集結した。





初日と2日目は、あいにくの雨で、客入りが悪かった。
3日目は、天候も回復し、客足も多かったようだ。
昨年から、イベントは中止ばっかりだったので、久しぶりの店頭販売に気合いが入った。
チラシも打ってあったので、「アッ、貝川さんが来とらす」、「アッ、貝川さんだ」とか、「チラシを見て来ました」とか、差し入れを持って来ましたとか、沢山の方が、あいさつに来られた。



中には、ブログのご常連の楠浦の板金屋さんまでも来て下さったとのこと。この場を借りて、厚くお礼申し上げます。
秋にも第2弾が計画されているとのこと、お声がかかったら、また出店したいと思っています。その時は、また宜しくお願い致します。

さて、いよいよオリンピックも開幕し、熱戦が繰り広げられている。
私の脳裏には、57年前の東京オリンピックの記憶がよみがえってきた。あれは、1年中で一番雨が降らない季節を選び、統計を取って秋の10月に決定した。秋空の国立競技場にファンファーレが鳴り響き、オリンピックマーチと同時に、各国の入場行進が始まった。
自衛隊と警察の音楽隊が演奏を勤めた。私はアスリートではないので、オリンピックには無縁だが、オリンピックマーチには、私なりのエピソードがある。
東京オリンピックは、私が中学2年の秋にあった。翌中学3年の夏に、熊本の九州学院高校の吹奏楽部が、夏休みの合宿に3日間の予定で、牛深中学の体育館を選んだ。
2日目、夕方の7時から、牛中体育館で、演奏会を開くことになった。
九学には、私の入部した時の部長で、川崎倹という2つ上の先輩がおられた。
演奏が始まった。するとあのオリンピックマーチが演奏されたではないか。感動した!
学生でも演奏ができるなんて思ってもみなかった。やっぱり熊本市内の高校生の演奏は、上手くて垢抜けている。
演奏終了後、先輩を訪ね、演奏を聞いた感想などを述べた。
私も彼の後、部長をやっていたので、ぜひ彼に聞かなければならないことがあった。「スミマセン先輩!そのオリンピックマーチの楽譜を夏休みが終わったら、1週間位貸してもらえないでしょうか」と、「いいよ、先生のOKがでたら送ってやるよ」と二つ返事で承諾してくださった。
当時は、コピー機がなかったので、送ってきた各パートの楽譜をみんなで手書きで写した。
それから来る日も来る日も練習に励んだ。
するといつも練習に顔を出さない顧問の先生が来て、「貝川!この楽譜はどこで手に入れた」と聞くので、今までのいきさつを話した。
酒浸りで、麻雀ばかりしていた男が、それから毎日顔を出すようになった。秋に体育祭を控えていたから。
ファンファーレの楽譜はなかったので、独自で音を拾って何とか形も整った。
体育祭当日、ファンファーレをトランペット2人で演奏した。高音をちょっとミスったので、上手だったとはいえなかった。
先生の指揮棒が振り下ろされ、オリンピックマーチが秋空の牛中のグラウンドに鳴り響いた。
このオリンピックマーチは、古関裕而が作曲したとは、去年まで知らなかった。
この曲の終わりの部分に「君が代」のメロディーが挿入されている。昔の人は、粋なことをやるなぁー。
コロナ禍のオリンピックは、無観客で異例づくめの大会だ。
賽は投げられた。どんなドラマが待っているのか、日本勢の熱戦を期待し、我が家の桟敷席から、マスクなしの応援をするか。  


Posted by 貝川蒲鉾店  at 21:39Comments(2)

2021年07月09日

不謹慎極まり無い男

♪笹の葉サラ、サラ、軒端に揺れる。お星様キラ、キラー金銀砂子ー♪
7月7日は七夕だ。この日は、第1回目のコロナワクチンの予防接種の日だった。
牛深市民病院で、午後1時30分が予約の時間だった。15分前から受付が始まった。
名前と生年月日を言って下さい。はい、次へ行ってください。
次は医師が座っていて、今日の体調などを聞いた。はい次へ行ってください。
次は年配の女性看護師が座っていて、「はい、名前と生年月日を言ってください」と同じことばかり言わされるので、「名前は加藤清正、仕事はトラ退治。」と言ってやった。
すると、生年月日はと聞かれ、続いて血液サラサラの薬は飲んでいませんかと聞かれた。俺の渾身のギャグは軽く受け流された。流石年輩看護師、恐るべき。
「19番の方」と番号を呼ばれた。注射を打ちやすいように、半袖を着て行ったんだけど、袖が小さく上まで捲れなかったので、「ボタンを外し、左肩が出るくらい緩くしてください。」と言われた。「オウ、この遠山桜、散らせるものなら、散らせてみやがれー!」言わんでいいものをまた言ってしまった。
「ハイ、ハイ、力を抜いて下さい」とアルコールで肩を拭き始めた。「チョット、チョット待ってくれ。痛くないようにお祈りをするから」と言って、指で十文字を切った。「あんたクリスチャン?」「いいえ、仏教徒です」としゃべっている間に注射は終わっていた。この男、病院内でも笑いを取ろうとする、不謹慎極まりない男であった。


先月、6月の初め、日本棋院天草支部の前期月例会で、惨敗したことをブログで書いた。6月20日、後期月例会に小川抜刀斎殿と2人でリベンジに出かけた。



全勝はいなかったが、4勝1敗が2人、私と堀田さんで、牛深勢が上位を占めた。
結果は準優勝だったが、抜刀斎殿は、今回も振るわなかった。


そんな中、熊本県も蔓延防止策が解除され、河浦の天空の碁会所もやっと、打てるようになった。
6月28日、解除後初めての月例会が天空の碁会所で行われた。



今回は小川抜刀斎殿は用事で来れなかったので、吉田八宝斎殿と二人で月例会に臨んだ。
一回戦、二回戦と勝ち進んだ、「オッ、今日は調子がいいなァー。この調子だと、全勝するかもしれんなァ」と内心、ニタッとした。
ところが三回戦の久保さんに、私のミスで負けてしまった。それから、丸山さん、溝口さんにもボロ負けしてしまった。
八宝斎殿はと振り返ってみれば、1勝4敗、俺より悪い。
皆さん強くなられた。私はもう一度山にこもり、修行して出直さなければなるまい。くやしかァー。
先般日本棋院天草支部の準優勝の副賞に1枚500円の日専連の金券が2枚入ってた。



それを持って酒屋へ行き、高知の酒「土佐鶴」を1本買って来て、1人祝杯を挙げることにした。
刺身は、鯛かカンパチの刺身が定番だったが、コロナのご時世で、コノシロの刺身とトウモロコシの輪切りで、質素を常としている。



今年は、大分の義妹からと、菊池の友人からトウモロコシが沢山送られてきた。



今年のトウモロコシはとても甘くうまかった。この場を借りて、厚くお礼申し上げます。

「何!トウモロコシの唄を知っているかって?」「知らない、そんな唄あるの?」
「えー?島倉千代子が唄ってるてか?ほうーじゃ唄ってみろヨ」
「モロコシ、モロコシ、モロコーシの花~♪」あのねぇーそれを唄うならネー「からたち、からたち」だろう。がっかりさせるなヨー。
「何!お詫びにゴーヤの唄を唄うから、機嫌を直してくれってか」それほど言うのなら、聞いてやるが、今度こそ大丈夫だろうなァー。がっかりさせるなよなー。
♪ゴーヤ、良い子だ寝んねしなー、今も昔変わりなく~♪
あァーあー、こっちが眠くなってきたヨ。  


Posted by 貝川蒲鉾店  at 22:44Comments(3)