2016年04月30日

再び益城へ

昨日、再び益城へ行った。



道路は、応急処置がしてあり、少しは段差がなくなっていた。

益城町に入る交差点には、まだ信号機が使えず、警察官が4人いて、手信号で対応していた。

この前行った時の中島さんの家も、今日は二階部分は壊されていた。


半倒壊のところは危険ということで、家主の承諾を得て、通行している人に害がないよう壊されたのである。








2ヶ月前、木山初市で大変な賑わいを見せていたこの通りも、今は悲惨な情景である。

中島さんたちは、自分の駐車場の前にシートを張り、昼間はそこで過ごし、夜は車の中で寝ておられた。

そこに各方面からの取材が多々あったという。その日も「北海道の放送局から来た」という取材光景を目の前で見た。






毎日が、リハーサルなしの本番に違いない。


その後、益城町商工会救援物資の支給所に行った。

益城に行くと聞いたあいこう堂のご主人から、たくさんの軍手と、深海の山口果樹園のご主人から晩柑とはるかを被災地にと提供された。



ありがたいことである。さっそく商工会救援物資の配給所に持っていったが、すぐに無くなった。

被災者も支援者も、もう少しの辛抱だ。ガンバレ!  


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2016年04月27日

精霊がやどる

花は毎年、咲く時期を忘れず咲いてくれる。

35年前、私は仲間と一緒に川内の原発を見学に行ったことがある。

当時、原子力なんて無知だったが、九電の関係者の説明で、小指一関節の核燃料でガソリンドラム缶3本分の爆発力があるということが分かった。

驚愕である。キュリー夫人は大変なものを発見したものだ。帰り際、見学の記念にと1つの椿の苗を貰った。

黒いビニールの鉢に、たった二葉が植えてあっただけで、今も工場の横で咲いている。とてもきれいだ。

この椿の本当の名前を知らない。誰か知っている人がいたら、教えてください。




樹には精霊がやどっていると聞く。

約40年の間には、良いこともあったが、倒産の危機もあった。

私の人生を知っている唯一の生き証人である。

今年は百以上の花を咲かせて、目を楽しませてくれた。願わくは、我が社の上げ潮の兆しであってほしい  


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2016年04月20日

益城へ

本日、救援物資の蒲鉾を持って益城町へと向かった。

益城町は、3月に木山初市があり、毎年参加させてもらうなど、我々とも深い関わりのある町である。

今回の地震で、大きな被害を受け、避難所などで生活をされている方も多くいる。

その人たちのために、何かできることはないかと考え、我が社の商品である蒲鉾を被災地に持っていくことにした。


牛深から益城までの道のりは険しく、渋滞や通行禁止などが各地で見られた。

道路も、ひび割れていたり、盛り上がっている場所が多数あった。

それでも、昼過ぎになんとか益城町役場まで行くことが出来た。







益城町の様子である。

テレビなどで、その悲惨な状況は知ってはいたが、こう実際に見てみると、何とも言えない気持ちになる。






益城町役場も、中に入ることはできず、もう使い物にならないらしい。




支援物資の受付をして、蒲鉾を無事届けることが出来た。


この蒲鉾が、被災者の皆様に、少しでも役に立てればと思う。





話を聞いてると、地震が発生してからしばらくは、物資が不足しており、食事もおにぎりだけという状態だったらしく、何か漬物などのおかずを望む声が多かったそうだ。



今は、だいぶ物資も供給されているらしい。



その後、我々は木山初市でお世話になった、中島さんを訪ねた。



無事な姿が見れて、ほっとした。



木山初市で、我々が販売を行った場所である。左側が中島さんの家である。



木山初市の会場となる通りの様子です。


今年の木山初市の様子

まさか、このようなことになるとは、思いもしなかった。

中島さんたちは、我々が思っていたよりも前向きで、もう来年の木山初市の話なども出た。

欲しいものなど、我々にできることを聞いた後、益城を出て、牛深へ帰った。

これから、天気が悪くなり、土砂災害なども警戒されます。

どうか、天気よ被災地の上を静かに通ってくれ。

  


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2016年04月16日

熊本地震についての我が家

熊本県で、かなりの被害が出ている今回の地震ですが、我が社の被害について簡単にまとめたいと思います。

目立った被害は今のところないです。

クロネコヤマトが休業しているので、注文などには対応できないです。

本来送るはずだった蒲鉾も送れない状況であります。

牛深は、本来はハイヤ祭りで盛り上がるはずでしたが、中止となりました。


事態が落ち着いたら、今回の地震について、改めてまとめたいと思います。


まだ余震が続いていますので、皆様お気を付けください。  


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2016年04月13日

イスラム国上陸

4/9,4/10の2日間、とれたて市場7周年感謝祭に、我がハイヤ産直隊が出店した。

今年は出店者も5業者だったが、抽選会などをして大いに盛り上げた。


豚汁の無料配布、青年部によるキューり、新玉ねぎの詰め放題。

苓明高校のハイヤ踊りなどがイベントに華を添えた。










駐車場はいっぱいだったが、マテ貝掘りの駐車も多かったようだ。

帰り、河浦で異様な光景を目にした。

田んぼにたくさんのイスラム国の旗がひるがえっているではないか。



とうとここまで来たか、と不安がつのる。

「何、カラス避け!?」  


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2016年04月08日

春眠暁を覚えず

春眠暁を覚えず 
処処啼鳥を聞く 
夜来風雨の声 
花落つること知る多少

眠たかったが、仕事だったので、5時に起床。工場に行った。

工場の玄関を開けたら、ヒバリのような鳥の鳴き声を聞いたが、すぐにカラスのだみ声に変わった。

全然風情がない。

しかし、一昨夜の風雨は強かった。

隣の倉庫がその風でご覧の通りだ。





目を覆うばかりである。

今度の日曜日に、また花見をしよう。それまで咲いていて欲しいと願っていたのだが、この雨風で一体どれだけの花が散ったことやら。

酒呑みのあまい目論見は崩れ落ちた。



4月9日、10日は、とれたて市場7周年感謝祭がとれたて市場で開催されます。

我々牛深ハイヤ産直隊も5業者出店します。

皆さん是非ご来店ください。  


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2016年04月06日

花見

昨日、花見に行こうと思い立ち、仲間に連絡した。

二つ返事でOKしてくれた。

だがお互い仕事が5時くらいまでかかったので、急遽隠れ家で花見をすることになった。




花がなくちゃ、花見にならないと思い、近くに咲いている桜の小枝を2,3切らせてもらい、椿の花もそれに添えた。

隠れ家代表として肥後本因坊予選に臨み、無事役目を果たしたことへの祝勝会も兼ねてだった。



彼は去年の代表者である。



飲む途中でも彼は囲碁並べたりしていた。



我ら3人には、肥後本因坊戦についていろいろとエピソードがあり、その話でも花が咲いた。



マブダチ!いいね。

機会があったら、運命といえるそのエピソードについて書きたいと思う。  


Posted by 貝川蒲鉾店  at 22:42Comments(0)

2016年04月04日

一昨年の棋譜

先日、父が天草代表として肥後本因坊戦に挑むと記事を書きました。

父以外にも天草代表はいるので、父だけではありませんよ。

それでも、熊本県の大会となると、実力者も多く、父もやっと一回戦突破というところでした。

ブログで書いておきながら、今年は初戦敗退も考えられますね。



さて、この肥後本因坊戦は熊日新聞社が主催しているので、その棋譜も熊日新聞に載ります。

一昨年に父の打った棋譜も、新聞に載って父は大変喜んでいました。

それがこちらになります。







天草予選の時の棋譜ですね。(※文字を表示するため画像を大きくしております)

それでは、父の健闘を祈りましょう。  


Posted by 貝川蒲鉾店  at 22:59Comments(0)

2016年04月03日

天草代表に決まる!

今日、第63期肥後本因坊(囲碁)天草予選が本渡市民会館で行われた。



日頃、隠れ家で修業している仲間から

「ケンちゃん、代表して行ってけば?」ということで、行くことにした。



彼らは旧牛深の代表と昨年の天草代表で本因坊戦の経験者である。

単身乗り込んで試合に臨んだ。

結果は一昨年に続き、2度目の天草代表になった。

肥後本因坊挑戦者決定戦は、5月15日、熊日新聞社の本社で行われる。







一昨年の会場の様子です。その時は2回戦までいきました。

今年もまず一回戦を突破しなくてはと思っていますが、熊本市内の人とあたると、なかなか容易ではありません。

平常心で臨むだけです。  


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2016年04月01日

結婚記念日サプライズ

今日は、私事であまり記事にならないが、お許し願いたい。

一昨日で、結婚して28年目になりました。

日頃の懺悔の意味で、望洋閣のウニツアーに行くことにしました。

「軽い気持ち」で夕食に臨んだのですけど、







食事も半ばほどで、突然ウェディングマーチのパパパパーン、パパパパーンの曲とともに、デザートがプレゼントされたのです。

それがこれです。



まさにサプライズでした。

周りのお客さんも皆、拍手して祝福して下さった。

流石望洋閣。おもてなしが一流だと感銘しつつ一夜が明けた。


本当の目的は、私が納めている蒲鉾が、朝食のバイキングに使われているということで、どのように出されているか、ものすごく興味があった。

「見つけた」しかも写真付きである。




私は幸せ者である。イベントであれ、望洋閣であれ、陰で私の蒲鉾を支えて、応援して下さる人々がおられる事は私の財産である。

そう感じた一日であった。




  


Posted by 貝川蒲鉾店  at 23:22Comments(0)