2017年02月24日

地方巡業始まる

工場の椿もほころび始めた。




この花が咲きだすと、当店の地方巡業が始まる。

今年もグリーンセンター三角から、「感謝祭」のオファーがあった。

明日から2日間、三角のB&G海洋少年施設で、いろいろと催しがあり、人も多い。


去年の様子はこちら


今年で5年目になる。天気は大丈夫のようだが、私の体に異変が起きているようだ。

今日、前歯から右へ3番目の歯の根元が化膿して、右ほっぺたが腫れ上がっていた。

3日前から痛んでいた。

本渡の中村口腔外科で切開してもらい、2針縫った。

「今日は酒は飲むな」と言われ、素直に飲んだ。・・・じゃなくて、流石に飲まなかった。

右ひざには、水がたまり、腰痛は慢性化している。冒頭に、椿もほころびと書いたが、これから春というのに、私の体は、年齢とともにほころびだしている。

  


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2017年02月19日

夕日と牛深八幡宮の改築現場パート2

先日、望洋閣では、大変な醜態をお見せ致しました。深く反省の日々を送っています。

その時に撮った写真を一枚掲載するのを忘れていました。




正面玄関を入ってすぐ、立派なひな壇が飾ってありました。

もうすぐ桃の節句。人吉ではひな祭りにちなんだイベントが行われています。

当店も、3月4日、人吉のひな祭りにハイヤ踊りの桃の会のお誘いで、産直隊3業者で出店します。今年で、4年になります。

人吉では海産物が好評で、特に牛深という事もあって、毎年売れています。人吉の皆さん、息子たちが行きますので、よろしくお願いします。


さて、話は変わりますが、上棟式から1ヵ月になりますが、牛深八幡宮の改築現場の進行状態をお伝えします。





だいたいの外観が出来上がっています。

絵でいうと、下書きが終わり、色を塗り始めたという段階です。

ちょうど、夕暮れ時で、夕日が沈むのもとらえる事が出来ました。




静けさの中で見る夕日は美しく、幼少の時からの光景は今でも変わることなく、脳裏に焼きついています。

私が海や山の見えない都会に住めない原点になっています。

いつまでもこの美しい夕日の見える天草であってほしいと、願ってやみません。

牛深八幡宮の改築工事から完成まで逐次小欄で伝えていきたいと思います。

以上現場からでした。

  


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2017年02月15日

事情通の話

昨日、下田の望洋閣での話を書いた。

中学時代に、下田先生という人がいた。あだ名は、「ゲタサン」と呼んでいた。

望洋閣も下駄をそろえていたので、粋な計らいだなと、思っていた。

この人は、下駄を履く前に、言葉をはき違えていたらしい。

  


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2017年02月14日

悲劇の新年会

昨日、我が牛深ハイヤ産直隊は、新年会を兼ね、望洋閣に一泊旅行となった。

先週末の寒さも嘘のような、小春日和だった。

午後4時出発、5時に着いた。しばらくすると、アナウンスで今が一番夕日の沈むのが見頃ですと館内に放送された。

見ていただこう。





県外から来られた方々には、感動的なものだったに違いない。

皆、大浴場で一っ風呂あび、宴会に入った。

若女将さんがあいさつに来られ、写真もお願いした。





みんな、これ以上の笑顔はないといった表情である。

料理も品数が多く、食べきれないほどであった。




隊員の一人から「少し酢の物が多いじゃないか」というクレームがついた。

確かにとは思ったが、黒霧島でさらりと流した。



宴会も和気あいあいの内に終わり、めでたしめでたしと思っていたが、この後悲劇が待っていることは予想もしなかった。

二次会に行こうという、有志が2,3人いて、最初は断ったが、送り迎えがあるというので、カラオケに行った。

浴衣を着たままだったので、よせばいいのにホテルの下駄を履いていった。これが不幸の始まりだった。

迎えに来たカラオケのママさんが、帰りも送ることになっていたが、仲間の一人が「あんたも飲めな、俺たちは歩いていくで」とママさんに飲ませてしまった。

ま、その時はタクシーで帰ればいいじゃないかと気にも留めなかった。カラオケは盛り上がり、帰る時間になって、「タクシーを呼んでくれ」と言った。

下田にはタクシーはないという。一瞬青くなった。寒空に放り出された。

皆俺より若いから、さっさと歩いていくが、下駄を履いているし、腰が痛いし、右足には水がたまっている。しかも下駄の鼻緒が緩くて何度もこける。

浴衣姿だから寒い。見かねたルモンドの橋本さんが、肩を貸してくれた。

寒空に下駄の音だけが、響き渡り、やっとのことで望洋閣に着いた。

だが、事はこれでは終わらなかった。

部屋に帰ったら財布を落としているのに気がついた。さー大変、着物を着がえ、嫁に運転を頼んだ。

望洋閣のフロントの人、警備員の方々に、車を出せるよう手配してもらい、来た道を急いで探した。

「あった」

車から降りてみると、わが財布である。

財布が言う「酷いじゃないか、寒空に置いていくなんて」

「俺の財布だろ、寒さには慣れているじゃないか」と俺も言う。でも良かった。

フロントの人も喜ばれた。部屋に帰り、眠りにつくことになったが、針の筵に寝ているようだった。

事情通の話
この男が旅に行って、何か物事をおこさないことはない。懲りない男である。「ちった馬鹿じゃかー」  


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2017年02月11日

座ハイヤ

今日は、雪が降ってとても寒い一日だった。

「けんちゃん今日は、座ハイヤだから来んばね」と言う、桃の会の副会長から、TELがあった。

井上会長のあいさつで座ハイヤは今年で11年目になると言う。

それまで何も気にとめていなかったが、牛深が豊漁で沸いた昭和40年代を思い出した。

一ヶ月漁に出るが、月夜になると、牛深港に帰り、一週間位休日になる。

当時の漁師は、羽振りもよく元気が良かった。

みうら屋、紅くん亭、昭明、昭鶴、等々の料亭で漁師の酒盛りは、三味線太鼓でどんちゃん騒ぎだった。

商店街は、早めに店を閉じ、公務員は月の夜は飲みに行かなかったと聞く。深夜になるとあっちでもけんか、こっちでもけんかであった。

そのどんちゃん騒ぎを後世に伝えている地区が牛深加世浦地区にあるという。「えびす会」である。

会員25名、70歳くらいが3名、75~83歳、皆高齢者で、平均年齢は75歳くらいだ。





オープニングに和太鼓が披露された。



乾杯の後、昔、牛深で結婚式の当日は、婿の方から嫁さん方に酒樽と鯛を担いで、男性が女装して歌に合わせて踊りながら、迎えの口上を述べに行く習わしがあった。これを樽持ち又は、鯛持ちという。




歌は「磯節」踊りもうまい。下手な役者はかなわない。

運よく「えびす会」の席に、座らせてもらった。皆、ユーモアたっぷりの高齢者である。

もと漁師が大半。踊りに型はないと言う。みんなその場で即興で踊る。唄に合わせ、三味線と太鼓、手拍子だ。さあ、開演だ。






飛び入り歓迎、タオルを首にかけられた人は、必ず踊らなければならない。


最後は、ハイヤ踊りで終わった。




私は思う。えびす会の人々の屈託のない笑顔、どうやったら人を楽しませられるだろうかと口には出さないが、皆、天性のユーモアを持っている。これは、牛深の宝。国の無形文化財に匹敵すると言っても過言ではない。

今回は楽しませてもらった。ただ、心配なのは「明年、この会、誰か、健なるを、いづくんぞ知らんや」

皆さんご高齢である。来年も全員欠けることなく会えるよう願うのみだ。  


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2017年02月06日

プロポーズの言葉

天皇陛下が、皇太子でいらっしゃった頃、美智子様にプロポーズした言葉をある新聞の欄で読んだことがある。

「柳行李(やなぎこうり)一つで来てください」と、今風にいうと、「スーツケース一つで」ということだろう。

記事によると、ご結婚から42年後、平成13年に68歳の誕生日を迎えられた、記者会見の席で「私が、柳行李一つでと、皇后に結婚を申し込んだと今も言われていますが、私は一言も口にしていませんでした。」と

情報の誤りをやんわりとたしなめられたと書いてあった。

否定はされたが、私は火のない所に煙は立たないと思っている。本当であっても天皇の口からそうですとは、言えないだろう。

そういう所に天皇の魅力を感じ、ひとり「ニヤリ」として、幸せ感に浸っていたのだが、ふと横を見ると、傍らに我が皇后さまが焼酎を枕に討ち死にしているではないか。




「あぁ、やんぬるかな」天下泰平の女(ひと)である。  


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2017年02月04日

節分

今日は節分。節分といえば、豆まきだが、近年、恵方巻という巻き寿司を「ある方角を向いて食べると幸せになる」という事らしく、関西から伝わったらしい。

テレビで、この恵方巻シーズンになると、大手コンビニメーカーが従業員に「ノルマ」を課していたことが報道で伝えられた。

目標を定めるのは良いが、それを達成できなかった人には、ペナルティを科すというのはおかしい。経営者としては、疑問に思う。

バレンタインデー、クリスマスケーキ、土用の丑の日、恵方巻とシーズンが来ると、それに携わる従業員の方々は、戦々恐々としているに違いない。

今日は節分であるとは知っていたが、歯が痛くて急遽、本渡の中村歯科に行くことになった。

中村歯科に入っていこうとしたら、恵方巻の旗を持って、赤鬼が立っているではないか。



桃太郎にいじめられ、節分になると豆を投げられ、それでも恵方巻を売らなければならない。鬼はあわれである。幼いころ読んだ「泣いた赤鬼」を思い出す。

歯の痛さから、今日は大きな口を開けて頬張ることはもちろん、酒を飲むこともできないと思っていたが、恵方巻が一口サイズに切ってある。




これを大分の「邪馬美人」で流す。豆はないが、福は内、金は外と叫んでみる。気のせいだろうか、痛みが無くなった。

  


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