2018年09月16日

秋風吹く五丈原

暦の上では、秋だが、まだまだ日中は残暑が厳しい日々が続いている。

北海道地震の2日前、家のエアコンが壊れた。

修理できればと願って電気屋さんに頼んだ。基盤を取り寄せるために2日、それでもだめで、もう片方の基盤を取りに行き、3日目、それでも動かない。「コンプレッサーがやられている。これは新しいのに換えなければ駄目だ。」と、すぐに発注したが、取り付けるまでに3日、計6日間、団扇と扇風機で過ごさなければならなかった。熱中症が頭がよぎる。しかし北海道で地震に遭われた方々のことを思うと、そう贅沢は言えない。

そんな中、我が家に栗が届いた。



高校時代の恩師からであった。「もう今年が最後かもしれない」と言われてもう3年目、毎年送っていただいている。有難いことだ。

近所や従業員さんたちにも、旬のものだから少しずつお裾分けしてやった。残りは渋皮煮や栗ご飯にして思う存分栗を堪能した。





美味しいー!だが幸せは長く続かない。

現実に目をやると、8月に工場のエアコンと、給湯器が壊れ、今度は団地のエアコン。工場の軒先と雨戸井の修理、冷蔵庫の室外機の交換、消費税の中間納税等々、まさに四面楚歌。

世の中は俺が打ち出の小槌でも持っているとでも思っているのだろうか。秋風吹く五丈原、このまま朽ち果てるのか。

そんな時、朗報が舞い込む。高島屋の熊本おせちの3選とKAB元気フェスタのオファーだ。




まだまだ天は我を見捨ててはおられぬようだ。心から感謝申し上げる。

一歩ずつ前進して血路を開く以外はない。  


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2018年09月03日

全国の主婦連に告ぐ

斉藤哲夫に「されど私の人生は」という歌がある。

吉田拓郎もカバーした曲だ。その一説が頭から離れない。

♪長く暑い一日が終わり、振り返える時はすべて灰色に、心の中は荒れ果て尽きて、先を見ることさえ苦しみ覚える♪と。

「私たちは、火を使う仕事であるので、仕事の時は熱いのは当たり前だ。毎日ではないので我慢できる。」と従業員の一人に労をねぎらって言ったつもりだったが、「私たち主婦はどんなに熱くても、朝夕の食事の支度を毎日しなければならない。男にはわからないでしょうこの熱さは。」と、





毎日夕方に帰宅し、御膳の前に座り、食べるだけに準備してある。それが当たり前だと「のほほーん」としてきた小欄だが、その一言に打ちのめされた。確かに正論である。

ここに野郎どもを代表して言わせてもらう。

「全国のご主婦の方々、このくそ熱い中、毎日の食事の支度、本当にご苦労様でございます。心より感謝申し上げます。アリガトォーウ。」

小欄も明日から悔い改めしないと。

歌は続く、♪されど私の人生はーされど私の人生はー♪  


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